駅から自宅までは約5分。線路沿いの真っ直ぐな一本道。夜になると人通りも少なく街灯は薄暗い。急行に各停にと次々、吊革に疲れた顔をぶら下げた満員電車が僕の横を通り過ぎていく。 思わずこぼれるため息がそうさせるのか、右手に持っている気の抜けた発泡…
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