コシヌケダイバー

やりたい事も好きな事も特にないと思ってしまう。飽きっぽくて天邪鬼な日常の振り返りメモ的雑記です

今週の書き殴り週報日記(2月3週目)

2月3週目の書き殴り日記になります。

健康は大事という当たり前の幸せを感じる事となりました。身体が弱く、難病を抱えた奥さんに対して自分が出来る事の少なさ、また、自分は果たして何の役に立てるのか?という事を深く自問自答する週となりました。

 

  • 日曜日

奥さんが救急搬送された病院で日付を跨ぎました。

21時頃に病院に搬送され、今回の腹痛のある原因を探してもらうことからはじまります。持病の腎臓の病気に関しているのか、子宮内膜症子宮筋腫の婦人科系のトラブルなのか、それとも盲腸などの内臓系なのか、、、。しかし、調べるも原因はわからず。

搬送先の病院は婦人科の救急外来は行なっていないが、かかりつけ病院ということもあり、婦人科先生も深夜なのに来てくださってチェックをしてくださったが、原因はわからず。

 

点滴を打たれながらベッドに横たわっている奥さんを見るのは辛い。

救急車で運ばれ、病院に入り「これで治っていくだろう」と思っていただろうに、「原因がわかりません」といわれ、痛みのレベルは若干だけ低くなったものの、依然として強い痛みに襲われる妻はさぞかし辛くて不安だったろうと思う。

 

緊急外来で出来ることはぜんぶやってくださり、これ以上は現時点ではわからない。という結論と、コロナ禍の影響なのか入院は出来ず、翌日(日曜日)は自宅で我慢し、月曜の朝イチで内科系を予約しておくから来てほしい。自宅で痛みが耐えられなくなったら、救急車をまた呼んでくださいという内容だった。

 

せめて1日様子をみるのであれば、万が一の事を考えて入院させてもらいたかったが、そうは出来ない悔しさと心配な気持ちで胸がいっぱいになった。

 

妻には「痛いのはかなり辛いと思う。けど、きっと入院するまでの病気じゃないんだよ」と励ますのが精一杯だった。深夜2時病院を出る。タクシーの運転手さんは察してくれたのか、飛ばして家に向かってくれた。

 

  • 月曜日

妻は痛みと不安で眠ることが出来なかったようだ。隣の僕も心配と不安で眠れなかった。深夜2時に帰宅したが、「痛い、痛い」という奥さんをみて、何度も「もう一度救急車を呼んだ方がいいのか?」と自問自答を繰り返した。

搬送された時の寒気は無いことから、「それは大丈夫」と耐える妻を横目に、早く時間が過ぎ病院に行ける10時になってくれることを願っていた。

タクシーを手配して病院へ。待合室でもうずくまる奥さんを見て看護師さんが車椅子を手配してくれた。車椅子で項垂れる奥さんと、タイヤのロック解除すらわからない僕。

先生の診療が少しでも早く来る事を願った。

CTや血液検査等を見てもらい(緊急の時も同じ対処だったが)、今の時期なので検査待ちの時間を利用してPCR検査を受ける事に。車椅子で項垂れる奥さんと明らかに慣れない手つきでそれを押す僕を見て、同情の視線を感じた。あくまで「念の為」の検査でしたが、無事クリア。病院の外の簡易テント内で待つ時間も、吹き抜ける風の冷たさと、車椅子でぐったりしている奥さんをみながら、一刻でも早く回復してくれる事と、原因の判明が出る事、そしてそれが奥さんの命に関わることではない事を強く願っていた。

時間が経つのがとても遅く感じた。

 

PCR検査も陰性という事で病内へ。車椅子を押していると、バリアフリーのありがたさを強く感じた。先生の判断としては「腹膜炎」という病気の可能性が高いという事で、薬を処方してもらうことになった。

 

さぞかし大量の薬を処方されるものかと思っていた僕と奥さんでしたが「たった1日1回1錠」の薬とわかった時は、「うそだろ!?」という気持ちを隠せなかった。

でもこの薬が奥さんを少しづつ助けてくれる事になっていく。

 

  • 火曜日〜金曜日

薬が効いているのか痛みは少し和らいだようだが、時間が経つとやはり戻ってしまうそうで不安そうだった。深夜には吐き気をあり、慌てた様子もあった。食事も取れないのですが、持病の薬も飲まなければならないので、コンビニでゼリー飲料やヨーグルトなどを購入し、なんとかお腹に食べ物を入れ、薬をのみ、またベッドで寝る。そんな生活が繰り返される。木曜日にはなんとか歩けるようにはなった。この時の嬉しさに変えられるものはない。

 

  • 土曜日

処方された薬が残り1錠となった。薬の効力の素晴らしさに驚きつつも、再発への不安や「持病への影響」を心配しながら過ごすこととなった。夫婦で行っている朝の散歩へも行けるようになった。しかし、寝たきりの時間が多かったから足腰への負担も大きい様で足の疲れもあったのでコースを短くして歩いた。夫婦のいつもの景色が戻ってきてくれた事が何より幸せだった。このまま持病も治ってくれたらいいのに、、、そんな風に何度も思った。難病を抱える奥さんのほうがきっともっと辛いと思う。だからこそ僕は明るく振る舞い、一緒に過ごす時間を少しでも楽しいものにしたい。奥さんが楽しく過ごせることこそが、僕の幸せなのだと。改めて思った。

 

週明けの月曜日には、今度は婦人科での検査結果を聞きにいく。

薬が効いているのできっと問題は内科の先生の診断通り消化器系のトラブルだと思っている。しかし、本来持っている腎臓の難病と、過去に手術もした子宮系の病気が原因ということで今の時点では妊娠が望めない僕たち夫婦にとっては、婦人科の診断結果というものは頭から離れない悩みである。

 

時間も残酷なもので、病気が発覚してからもう5年以上が経ち、40歳を目前にした僕たちにとっては、奥さんの負担や気持ちのストレスを考えると、婦人科の病気の宣告があった場合、それは最後通告に等しいものになる。

 

診察結果が何ごともないことを祈りつつ、奥さんにそれが悟られないように、

僕が出来ることは明るく過ごせる環境をつくることだ。そう思い、不安を見せない様に明るく楽しく時間を彩れる様に頑張るだけだ。

 

今週はこの辺で。書き殴り日記にお付き合い頂きありがとうございました。