コシヌケダイバー

やりたい事も好きな事も特にないと思ってしまう。飽きっぽくて天邪鬼な日常の振り返りメモ的雑記です

サボリーマンの周遊記

テレワークという名の勤務時間を使った自由行動が今日も始まった。

天気は秋晴れ。仕事が楽しければ、職場が好きであれば最高に気持ち良く仕事に取り組める日だろう。

でも僕は違う、職場が嫌いだから必殺技のテレワークを繰り出し出社はしない。その「後ろめたさ」でせっかくの秋晴れは味わえていない。とはいえ一応仕事はする。

会社と反対口にある駅チカのサンマルクで簡単なデスクワーク。コーヒーは家で飲んだから、サボり日はいつもアイスティーだ。2階にある客席は朝のピークを過ぎた残像が残っている。端の席でうなだれつつ学校さぼり中の女子高生が1人。50代くらいの女性に、同世代と見える外国人の男性が日本語レッスンを受けている。20代位のOLさん風女子はPCでリモート会議をはじめていた。オジサンサラリーマンは僕の横でスマホをいじっていた。

芸能界は現場が無ければメールや電話、簡単な資料作りで仕事は終わる。本日分のタスクをこなした後、PC横のアイスティーのコースター代わりに置いていたレシートの時間を確認した。90分が経っていた。カフェで仕事をしている(サボる)時は「これだけ時間が経ったんだ(仕事をしたのだ)」というエセ充実感を味わうために、こうして来店時間がわかるようにレシートを利用している。

一段落しそうなタイミングで、2つ隣の席に俗に言うネットワークビジネス系のイケメン男子が二人座った。先輩は本物か偽物かわからない微妙な質感のヴィトンのバッグを小脇に抱え、これから「絶対に女の子を落とせる裏技を全伝授してやる、これを知ったお前はこの仕事を辞められないよ」と豪語して後輩を煽っていた。「先輩)これを知ってる俺は20歳の女子大生を抱いたんだぜ」「後輩)マジっすかちょう最高っすね」

僕はトイレに行くついでに席を立ち、そのまま退店することにした。

自分に子供はいないが、将来もし子供を持てることになったらこうはなって欲しくないと強く思った。そして自分も20代の頃にこうならなくて良かった、と少し、自分を肯定する事ができた。

次のサボり場を探しに山手線に乗車した。東京駅辺りにするか、新橋辺りにするか、秋葉原辺りにするか、迷ったあげく結局いつもの新宿にたどり着いた。馴染みのある新宿。お昼の新宿はおとなしいけど若干混沌としてて好きだ。少しだけ気分も晴れていたので、新宿に勤務の友人に「たまたま新宿に来ていてタイミング合えばランチでもどうですか?」と、勇気を出してお誘いをしてみたが別現場で駄目だった。そりゃそうだよな。歌舞伎町周辺をウロウロ歩く。絵に書いたようなサボっている外回りサラリーマンなんだろうな。困った時の神座で美味しいラーメンを食べた、本当に美味しい。

担当タレントとまだ仲が良かった時は、大阪で仕事の時はいつも新大阪駅構内の神座で二人で食べていたっけ。そんなタレントからは朝7時に送ったLINEの返事がまだ来ない。色々問題があって近頃ご機嫌を損ねているのはわかるが「二十歳超えてて相変わらずオコチャマだなボケ」と思い出すだけでイライラする。タレントガチャ失敗だよホント。でも逆にマネージャーガチャ失敗だよホントと思われてもいるだろう。

でも、神座が美味しいから今日は許せる。今日会わないし、明日も休みだからね。

食欲を満たした後は意味もなくビデオボックスへ。もはカフェ間隔のちょっとした休憩所のような利用法だ。コンビニのカフェラテを買って手に持ちながら、店内のアダルトDVDを6枚選んでいる僕はもはやベテランの域、いや達人の域に達しているはずだ。

意味もなくヌキそして、改めて新宿をプラプラする。そうだカフェを探そう。この無意味に思える一日を取り敢えず書き記しておこう。そう思い歌舞伎町から西口へと散歩代わりに歩く。穴場だと思っていた地下駐車場付近のドトールは満席だなんてこった。

こうなりゃ安住の地サブナードに戻るしか無い。サブナードは人通りも少ないし気候に左右されないしサボリーマンにとっては安息の地だ。

カフェ・ド・クリエに入り、店員さんの接客の素晴らしさに関心した。

そしてこうして意味のない一日をブログに記している。ビデオボックスの時よりは意味のある自慰行為なのだろうか。いや、どっちも対して意味のない無駄な行為なんだろうな。

気ががりなのは、隣に座ったキレイな勉強中の女性が僕のPCを覗いて、今僕の目の前に広がっている画面上(はてなぶろぐの本文記入フォーマット)の、左上のブロブタイトルを確認し、こっそり検索してこの文章を見られたら超恥ずかしいなってことかな。

隣でちょこちょこスマホいじられる度にドキドキする。

では今回はこの辺で。最後まで駄文にお付き合い頂きありがとうございました。