リモートワークというサボる理由を使うよくある一日

リモートワークとは僕にとってはうってつけの「サボれる武器」だ。

仕事に熱意は無い、職場に仲良い上司も同僚も後輩もいない。そもそも最近気がついたけど友達も少ない。奥さんが心の支えだと思うし、奥さんを信じているし、奥さんが唯一の信頼出来る人だけど、セックスレスかれこれ１０年だ。そんな中風俗にたまーに行く僕はクソ男だ。それに若い子だと引け目を感じるので鶯谷の熟女系しか使えない小心野郎だ。しかも自分の性癖をさらけだしてみたいけどさらけだせず、気を使いながら中途半端にお金を消費することしかできない野郎だ。良いカモだ。

会社には行きたくないし、今日みたいな日はメールの処理や時々の電話だけで良い日は理由を付けて（もちろん嘘を付いて）リモートワークにしてもらう。小さい会社だから社長に直接LINEをして許可を得るがいつもOKだ。ちょろいもんだ、なんて思いながら社長の甘さを卑下するが、その人がトップな会社に所属している自分も自分だ。でもそんな事はどうでもいい。社長に悪いという思いよりも自分の楽さを選択するクソ男だ。NewsPick有料会員で意識高い系のフリもしてるけどね。

小さい会社だから出社時間の１時間前位に社長にLINEすればOKがでる。朝食の後にその確認を取れればOK。奥さんには普通に出勤するように家を出ていつも通りスーツを着て家を出る。

まずは会社の最寄り駅まではいつも通り向かう。近くのカフェに行ってメールを処理した。隣の席にはネットワークビジネスの勧誘する人とされる人みたいな構図の二人がいる。胡散臭いけど所属する人もいれば勧誘される側もこのご時世でもいるんだなと思う。２時間くらいPCでやりとりをしてれば今日の仕事はほとんど終わる。担当のタレントに資料を送ったり色々連絡するが相割らずこいつ性格悪いなって少しムカついた。

昼になった。新宿に移動した。自分にとっての最寄りの繁華街だった街は、汚いし雑多としているけどプラプラするにはもってこいの街だ。サブナードの地下街にあるお気に入りのとんかつ屋で昼飯を取る。

食後は歌舞伎町にあるドデカイ規模のビデオボックスに向かい。アダルトDVDを６枚選別し、６０分コースで売れ残ったような安いグッズを買って時間を潰す。気を紛らわしているのか性欲を満たしているのか通う理由は自分でもわからない。

その後はまたサブナードをプラプラしてドトールに行く。レシートをもらって来店時間をわかるようにして、PCで作業する。仕事はほぼほぼ終わっているので、スキルアップの為という理由で導入したフォトショップのロジックプロをいじって９０分を過ごす。

１６時頃になる。コーヒーは飲み飽きたし行く場所は特にない。オードリーのラジオを聞きながら新宿の街を目的もなく歩く。ただ歩く。歌舞伎町を歩き、駅前を歩き、代々木の方まで歩きまた新宿まで戻る。自分にとって懐かしいルートをただ歩く無意味な時間だ。６０分が経過した。散歩アプリに時間が記載されて活動量が記録されるのが唯一の楽しみだ。もちろんこの時間も勤務時間内だ。

新宿駅に戻る。山手線に乗る。いつものバスに乗る。帰宅する時間よりはまだ早い。

降りるはずのバス停の１つ前で降り、コンビニに入る。ジムビームとチキンを買い、イートインスペースへ。少しだけメールを返して本日の業務は終了だ。

またオードリーのラジオを聞きながら、満たされない、微妙な気持ちを紛らわそうとする。コンビニで晩酌する萎れたオジサンサラリーマンの見本のような行動をしながら、まだ満たされないので、久し振りにはてなブログを開いた。今日の自分を書いた。

クソ野郎な一日だったけど後悔はない。でも満たされない。でも明日は来る。明日は出社するけど、また何かのタイミングで今日みたいな日は来るだろう。